小売り・サービス

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三越伊勢丹「インバウンドを特需にしない」 不動産・金融に軸足

小売りの未来

三越伊勢丹「インバウンドを特需にしない」 不動産・金融に軸足

三越伊勢丹HDが14日発表した24年3月期の営業利益は過去最高だった。インバウンド消費の追い風に加え、カードやアプリを通じ顧客との関係を深める施策が奏功した。今後は金融や不動産など周辺事業の収益を拡大する。

西友、首都圏で安売り脱却 大久保社長「データ分析で特売を減らす」     

小売りの未来

西友、首都圏で安売り脱却 大久保社長「データ分析で特売を減らす」     

スーパー大手の西友は北海道と九州の事業から撤退する。事業基盤を本州に集中させ、今後M&A(合併・買収)により規模を広げる。同時に、データ活用やネットスーパーなどデジタル領域で攻勢を強める。大久保恒夫社長は「小売業は『販売業』を脱却し『デジタルマーケティング業』になるべきだ」と話す…

トリドール、中国で育てる「第2の丸亀製麺」 海外3000店構想の試金石

外食ウオーズ

トリドール、中国で育てる「第2の丸亀製麺」 海外3000店構想の試金石

うどん店「丸亀製麺」などを展開する外食大手トリドールホールディングス(HD)がラーメン店「ずんどう屋」で中国市場に再挑戦する。2012年に丸亀製麺で中国に進出するも22年に全店撤退した過去がある。現地企業とタッグを組み、28年3月期までに海外3000店舗という目標達成に弾みをつけ…

星野リゾートのOMO3京都東寺、再生の鍵は「穴場の世界遺産を楽しみ尽くす」

星野リゾートの方程式

星野リゾートのOMO3京都東寺、再生の鍵は「穴場の世界遺産を楽しみ尽くす」

京都市にある世界遺産、東寺は「知ってはいるが行ったことがない」人が意外なくらい多い。周囲には東寺の観光をメインに打ち出した宿泊施設もあまりない。これに対し、星野リゾートは近くで新たな施設を手掛けるにあたり、東寺の観光を軸にした運営方針を打ち出した。

渋谷TSUTAYA再開業、アニメ軸に体験で稼ぐ 脱レンタルへ正念場

小売りの未来

渋谷TSUTAYA再開業、アニメ軸に体験で稼ぐ 脱レンタルへ正念場

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は東京・渋谷駅前の旗艦店「SHIBUYA TSUTAYA」を再開業した。人気アニメの限定グッズを扱う書店やポケモンカードで遊べる専用スペースなど、知的財産(IP)を楽しめる空間で集客する。

タピオカブーム去ったゴンチャ・春水堂、「お茶カフェ」掲げて再攻勢

外食ウオーズ

タピオカブーム去ったゴンチャ・春水堂、「お茶カフェ」掲げて再攻勢

コーヒーを販売しない、お茶専門カフェが店舗を増やしている。かつてタピオカブームをけん引した台湾カフェチェーンの「春水堂」や「ゴンチャ」がその代表例だ。競争激化にコーヒー豆高騰が重なって出店が鈍化傾向のコーヒーチェーンを尻目に、お茶を前面に打ち出して勢力拡大を目指す。

星野リゾートの都市型スキーリゾート 「ゲレンデまで車」でも人気

星野リゾートの方程式

星野リゾートの都市型スキーリゾート 「ゲレンデまで車」でも人気

星野リゾートが再生施設の運営で成果を上げているのは、それまでの集客方法にとらわれずに施設の立地をはじめとしたさまざまな条件を見つめ直し、新たな市場開拓を進めるためだ。冬場の集客に苦戦していた北海道旭川市の「OMO(おも)7旭川」では、海外の動向を踏まえて「ゲレンデなきスキーリゾー…

ファストリ柳井氏「異次元の成長をしたい」 紡績の取引工場は半減へ

小売りの未来

ファストリ柳井氏「異次元の成長をしたい」 紡績の取引工場は半減へ

ユニクロを展開するファーストリテイリングが4月11日に発表した2023年9月~24年2月期の純利益は過去最高を更新した。ベーシックな衣料品に特化した生産体制と供給網管理を強みに、海外での成長が加速している。それでも柳井正会長兼社長は「異次元の成長をしたい」とさらなる高みを目指す。

セブン井阪社長「売却検討ではない」 IPOしてもヨーカ堂は“身内” 

小売りの未来

セブン井阪社長「売却検討ではない」 IPOしてもヨーカ堂は“身内” 

セブン&アイ・ホールディングス(HD)は10日、イトーヨーカ堂を含むスーパー事業について新規株式公開(IPO)の検討に入ることを発表した。業績が低迷するヨーカ堂を巡っては、外部への売却も取り沙汰されたものの、セブン&アイHDの井阪隆一社長は「株の売却検討を決議したという事実はない…

星野リゾート、訪日客捨てて福島のスキー場再生 地元客重視で震災克服

星野リゾートの方程式

星野リゾート、訪日客捨てて福島のスキー場再生 地元客重視で震災克服

さまざまな施設を再生してきた星野リゾートの星野佳路代表にとっても、東日本大震災による風評被害が出た福島のスキー場の立て直しは「難度が高い」ものだった。それでも地元の日帰り客をリピーターに取り込みながら集客を伸ばすと同時に、時間をかけて2つのスキー場の連結に取り組み、事業を着実に前…

星野リゾート「界」、山口の温泉街再生に尽力 全国86位からトップ10に挑む

星野リゾートの方程式

星野リゾート「界」、山口の温泉街再生に尽力 全国86位からトップ10に挑む

山口県の長門湯本温泉(山口県長門市)は、星野リゾートが作成したマスタープランをベースに温泉街全体の再生が進む。同社の星野佳路代表は「6つのKPIによって観光がよい方向にいっているかが分かる」と説明する。その1つが全国トップ10の温泉地となることだ。

マクドナルド、モバイルオーダー急増 消えた行列とシステム障害の教訓

外食ウオーズ

マクドナルド、モバイルオーダー急増 消えた行列とシステム障害の教訓

お昼時のマクドナルド店内の行列が以前より短くなったと感じないだろうか。日本マクドナルドが2020年に本格導入したモバイルオーダーを利用する客が増えたことが一因だ。一方、注文チャネルが増えたことで現場の負担は増えており、商品受け取りの待ち時間を短縮し、顧客満足度をさらに高められるか…

製造現場を五感で感じるクラフトツーリズム台頭 燕三条は3万人参加

旅行・レジャー、再起の先に

製造現場を五感で感じるクラフトツーリズム台頭 燕三条は3万人参加

ものづくりと体験型の観光を組み合わせた「クラフトツーリズム」が各地に広がってきた。製造現場を五感で感じられる魅力があり、地場産業の産地全体での取り組みも進む。観光地でないエリアであっても町工場が観光資源となる日がやってきた。