製造業

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ラピダスの2つの不安 日本の半導体企業が追求すべきこと

ビジネスTopics

ラピダスの2つの不安 日本の半導体企業が追求すべきこと

日の丸半導体復活の鍵を握るとされているラピダス。しかし、ラピダスには不安な点もある。半導体産業を熟知した経営学者が、日本でつくることの最大の価値は日本でつくること自体ではないかと問題提起し、日本に必要な復活戦略を示す。

「早すぎたソニー」を象徴する動画配信パソコン「バイオGT」に涙する

編集Yの「話が長くてすみません」

「早すぎたソニー」を象徴する動画配信パソコン「バイオGT」に涙する

「バイオGT」はカメラを内蔵し、三脚に取り付けられるパソコンだった。ただこれは2000年発売で、動画共有サイトのYouTubeができたのが2005年。だからそのためにソニーは「パーキャスTV」というサービスも立ち上げていた。

絶滅メディア博物館で触れる「つわものソニーの夢の跡」

編集Yの「話が長くてすみません」

絶滅メディア博物館で触れる「つわものソニーの夢の跡」

絶滅メディア博物館は「つわものどもが夢の跡」ですね。進化の歴史であり、試行錯誤の歴史であり、「どういう経緯で、努力で、この機材が、メディアが世に出たのか、ああ、そういう主導権の戦いがあったからだ」と振り返る。

ダイキン、社長交代の宿題 卒・井上体制に欠かせぬ新たな求心力

インダストリー羅針盤

ダイキン、社長交代の宿題 卒・井上体制に欠かせぬ新たな求心力

ダイキン工業の経営トップが、30年ぶりに交代する。井上礼之会長は実質的なトップとして30年間会社を率い、世界最大の空調会社へと育てた。9日発表したトップ交代で後継者問題は決着するが、井上会長にも役職が残る。井上体制からの真の卒業が求められる。

「繊維の町」桐生のマフラー、6代目で廃業へ 老練の技、承継の壁に

敗軍の将、兵を語る

「繊維の町」桐生のマフラー、6代目で廃業へ 老練の技、承継の壁に

海外でもデザイン力や技術力が高く評価されていたが、このほど後継者の募集を断念し廃業する方針を決めた。特色ある技術を残そうと事業承継も模索したが、操業の難しさなどが壁となり条件の合う後継者は見つからなかった。6代目の松井敏夫社長は、「販売してきた製品を通じて、デザインの感性は後世に…

日の丸半導体の復権をかけたTSMCの誘致 鍵を握るのはJASM

ビジネスTopics

日の丸半導体の復権をかけたTSMCの誘致 鍵を握るのはJASM

世界最大の半導体製造企業であるTSMCの誘致に成功し、ソニーグループやデンソーとの合弁で熊本に半導体製造企業JASMをつくることは、日本の半導体産業にとって光明になるのではないか。半導体を熟知した経営学者が復活の戦略を大胆に提示。

新型ロケット「H3」でも解決できない 日本と世界のコストの溝

インダストリー羅針盤

新型ロケット「H3」でも解決できない 日本と世界のコストの溝

2月の打ち上げ成功が記憶に新しい日本の新型基幹ロケット「H3」。足元では次の機体の準備も着々と進む。だが前回の打ち上げ失敗からの1年足らずで世界の競争環境は大きく変わった。日本の宇宙産業をけん引する存在として、H3の進化で求められるのはさらなるコスト低減だ。

GDPで26年にも日本を逆転へ データで見るASEANの潜在力

東南アジアの現場を歩く

GDPで26年にも日本を逆転へ データで見るASEANの潜在力

ASEANのGDPは26年にも日本を上回る。個人消費も大きく伸び、各国がしのぎを削る地域だ。だが、データを見ると各国の事情は異なる。各市場の特徴を見極めることが成功のカギだ。

TSMC熊本を支える特許を分析 感光剤で日本企業に強み

特許分析からビジネスを読み解く

TSMC熊本を支える特許を分析 感光剤で日本企業に強み

特許情報を分析すると、世界のビジネスの未来が見える。今回は「ムーアの法則」で知られる半導体の微細化技術を扱う。注目の台湾積体電路製造(TSMC)の熊本第1工場で適用される微細化技術の特許分析をしてみよう。

脱・中国で世界が注目 プロテリアル、モーター市場で光る日本の磁石

上阪欣史のものづくり再発見

脱・中国で世界が注目 プロテリアル、モーター市場で光る日本の磁石

中国依存脱却が日本と欧米モーターメーカーにとって焦眉の急だが、そこに答えを出したのが磁石を手掛けるプロテリアル(旧日立金属)だ。

米EV大手がほれた金型の雄 黒田精工、技術ブラックボックス化で独走

上阪欣史のものづくり再発見

米EV大手がほれた金型の雄 黒田精工、技術ブラックボックス化で独走

黒田精工はEV駆動用モーターコアの金型で世界シェア3割を握る首位グループに名を連ねる。日米欧中の名うての自動車大手から受注を次々ともぎ取っており、足元では30を超す金型プロジェクトが走っている。24年3月期の受注額は3期連続過去最高となったもようだ。

旅客機を造れない日本がロケットは造れるわけ

松浦 晋也の「チガサキから世間を眺めて」

旅客機を造れない日本がロケットは造れるわけ

経済産業省が2035年以降に次世代国産旅客機の事業化を官民連携で目指すとした。こういうニュースが流れると、私のところに質問が飛んでくることがある。「なんで日本は旅客機を造れないんですか。ロケットは飛ばせるのに何が違うんでしょうか」

挫折の三菱ジェット、開発会社解散 元社長「素人集団のままだった」

敗軍の将、兵を語る

挫折の三菱ジェット、開発会社解散 元社長「素人集団のままだった」

国産ジェット旅客機の開発から撤退し、2024年3月に解散した三菱航空機の社長を2年余り務めた。総額1兆円以上をつぎ込んだとされる「日の丸ジェット」だが、技術者は素人集団だったと振り返る。再挑戦の動きが早くも出ているが、過ちを繰り返さないためには謙虚に学ぶ姿勢が欠かせないと話す。