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スタイリング道具であるヘアアイロンを使用すれば、自宅にいながらにして短時間で髪を簡単にストレートにすることが可能です。セラミックプレートのヘアアイロンは、ほとんどの髪質に均一に熱が行き渡り、比較的安価なため人気があります。剛毛にはチタンプレートのヘアアイロンが適しており、傷んだ髪にはトルマリン(別名イオン)プレートが最適です。[1] ヘアアイロンを使用する前後に適切な方法で正しい手入れを行えば、1日中髪をストレートに保てると同時に、熱によるダメージを防ぐことができます。下記の手順に従って、ヘアアイロンの正しい使用方法を最初から最後まで学びましょう。

パート 1
パート 1 の 3:

ヘアアイロンの使用前に髪の状態を整える

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  1. このような製品は、ストレートヘアや艶のある髪にするために特別に配合されています。高額なヘアケア製品を購入する必要はなく、地元の薬局や美容用品店で購入できるものなら何でも使用できます。
    • 「ツヤのある髪用」または「ストレートヘア用」と表示されている製品を探すとよいでしょう。
  2. タオルで髪を拭く際は、激しく髪を逆立てるのではなく、部分ごとに優しく絞って水分を吸収します。髪を軽く押さえて乾かすと、洗髪後に髪が余計に縮れるのを防ぐことができます。[2]
  3. このような製品は髪が濡れているうちに塗布すると、塊にならずに均一に髪に行き渡ります。その後は目の粗いくしで髪をとかしましょう。
    • オブリフィカベリー、アルガンナッツオイル、モロッカンオイル、またはココナッツオイルが含まれている製品を使用すると、1日中髪をストレートに保ちやすいと考えられています。[3]
    • シリコンが含まれている製品も、髪をストレートに保ちやすいでしょう。
  4. ヘアアイロンを使用する際は、事前に髪をできるだけ乾かしておきます。乾いた状態のほうがヘアアイロンの効果が高まるだけでなく、熱による髪へのダメージや切れ毛を防ぐことができます。[4]
    • ドライヤーで髪を乾かす際は、毛の流れに沿わせてドライヤーを下に向けるようにします。髪の根元から毛先に向かってドライヤーをかけると、乾く際にストレートになりやすくなります。また、髪がなめらかになり、縮れ毛になりにくいでしょう。
    • ドライヤーを最低温度に設定します。非常に縮れた髪質の場合、低温設定で長時間かけて乾かすと、髪が広がるのを防ぐことができます。
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パート 2
パート 2 の 3:

ヘアアイロンの正しい使い方を習得する

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  1. 「オン」のボタンの近くにある温度設定用の番号を選択すると、希望の温度に設定できます(機種によって表示が異なります)。髪が太く縮れているほど高温に設定する必要があります(大きい数字)。髪が非常に細く弱い場合は、髪が傷まないように最低温度に設定しましょう(小さい数字)。
  2. 毛束の数は髪の太さによって異なります。重要な点は、楽にヘアアイロンをあてられるように各毛束を3〜5cm程度の太さにすることです。[5]
    • 各毛束にヘアアイロンをあてる際は、残りの髪が邪魔にならないようにピンやヘアクリップなどで固定しておきます。
    • 邪魔な髪を簡単にまとめるには、残りの髪を全て頭の上か肩の後ろ付近で束ねておきます。次に、肩の前にある毛束を1つずつ手に取り、ヘアアイロンをあてるようにしましょう。
  3. その際、火傷をしないように注意します。通常は、地毛がまっすぐの場合は頭皮から約3cmのところからヘアアイロンをあてるようにします。くせ毛やごわごわした髪の場合は、ヘアアイロンを髪の根元から3cm未満のところに近づけて、毛根付近の髪がくせ毛のままの状態で残らないようにしましょう。[6]
    • 火傷をしないようにゆっくりと行いましょう。
  4. 熱くなっているプレート部分に髪をあて、挟むようにします。力を入れすぎるとヘアアイロンで挟んだ所の上に跡がつくので、あまり強く挟まないようにします。また、同じ場所にヘアアイロンを長時間あて続けると同様に髪に跡がつくため、注意しましょう。[7]
  5. 髪の根元から毛先に向けて、一定の滑らかな動きでスライドさせます。ヘアアイロンの使い方で最も重要なのは、1ヶ所で長時間固定しないことです。同じ場所に長時間あて続けると髪が傷み、跡が残って見た目が悪くなる可能性があります。[8]
  6. 髪がストレートになり次第すぐにヘアアイロンの使用を止めます。ヘアアイロンを4回以上あてると髪が傷むため、それ以上は控えましょう。髪の太さによって1回だけで済む人もいれば、同じ箇所に数回ヘアアイロンをあてる必要がある場合もあります。[9]
    • 各毛束を細めにしておくと、ヘアアイロンを数回スライドさせるだけで髪がストレートになります。各毛束を約1.5cmより細くしておきましょう。
    • ヘアアイロンの温度によっても、各毛束にヘアアイロンをあてる回数が異なります。
    • ヘアアイロンの設定温度が低いほど、同じ箇所を何度もスライドさせる必要があります。約150℃に設定するようにしますが、ごわごわの髪やくせ毛の場合はもう少し高温に設定する必要があるかもしれません。
    • ヘアアイロンから蒸気が出てきても問題ありません。蒸気が発生するのは、高温のセラミックが髪に残っている水分に触れるからです。一方で、髪が焦げた臭いがしたら、早急に温度を下げましょう。
  7. 一般的には、毛束を適当に選ぶよりも頭の片側から始めて反対側へ移動させるほうが、既にストレートにした毛束を残りの髪から分けやすいでしょう。ピンで固定している間に髪が絡まった場合は、ヘアアイロンを使用する前に各毛束にブラシをかけたほうがよいかもしれません。
    • 髪が縮れやすい場合は、ヘアアイロンの使用直後にヘアスプレーやスタイリング用の美容液を各毛束に塗布しましょう。
    • ヘアアイロンをあてる前の箇所にヘアケア製品を塗布するのは避けましょう。髪をストレートにするのをヘアケア製品が邪魔したり、髪やヘアアイロン自体にダメージを与えたりする可能性があります。
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パート 3
パート 3 の 3:

髪をストレートに保つ

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  1. ヘアドライヤーの冷風を追加で1分間慎重にあて、ストレートにした髪を整えます。必要であれば、毛の太いブラシで髪をまっすぐにとかしながら風をあてるとよいでしょう。
  2. ヘアスプレー、ヘアアイロン使用後専用のヘアケア製品、スタイリングスプレーを塗布する このような製品を使用すると、1日中髪をストレートに保つことができます。シリコンが含まれている縮れ毛防止の髪用美容液を使用すると、ヘアアイロンの使用後に髪をストレートに保つのに特に効果的でしょう。
  3. ゲリラ豪雨のような予測困難な大雨の降る地域に住んでいる場合は、大雨や濃霧になった場合備えて傘を持ち歩くようにしましょう。空気中の湿気によって、髪が再び縮れやすくなります。
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ポイント

  • ヘアアイロンの使用前には髪を清潔にしてから乾かし、ブラシをかけておきましょう。
  • 髪を触りすぎないようにしましょう。指には油脂がたくさんついています。
  • 始める前に温度設定を必ず確認しましょう。ヘアアイロンを片付ける際に設定が変わってしまう場合があります。
  • ドライヤーとヘアアイロンの使用前には、洗い流さないタイプのコンディショナーを塗布して髪の縮れを防ぎましょう。
  • 髪にブラシをかける際は絡まりが残らないように、ゆっくりと全体をとかしましょう。
  • 毎日ヘアアイロンを使用すると髪が傷む恐れがあるため、止めましょう。
  • ヘアアイロンの使用後は電源を切ってプラグを抜き、すぐには棚に片付けずにカウンターなどの上に置いて冷ましましょう。こうすると、火災の発生を防ぐことができます。
  • ヘアアイロンを使用する際は肌から遠ざけ、火傷をしないように注意しましょう。
  • ヘアアイロンは、髪に適した温度に設定しましょう。温度が高すぎると髪が焦げたり傷む恐れがあります。また、くせ毛の場合に温度設定が低すぎると髪がストレートにならない場合があるため、注意しましょう。
  • 髪を2つに分け、できるだけ高い位置でツインテールにしてからヘアアイロンを使用します。何度もヘアアイロンをあてると髪が焦げるため、注意しましょう。
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注意事項

  • ヘアアイロンを1ヶ所にあて続けてはいけません。切れ毛を防ぐため、髪の根元から毛先に向けて下向きに動かしましょう。
  • 髪が濡れている状態で髪にブラシをかけると、枝毛や髪の傷みの原因となります。
  • 首や耳の近くでヘアアイロンを使用する際には、火傷に注意しましょう。
  • ヘアアイロンは非常に熱くなります。子供やペットの手の届かない場所で保管するようにしましょう。
  • 安全のため、ヘアアイロン使用後は必ず電源を切るようにしましょう。電源を入れたまま放置すると、破損や火災発生の恐れがあります。
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このwikiHow記事について

Jenny Tran
共著者 ::
ヘアスタイリスト
この記事の共著者 : Jenny Tran. ジェニー・トランはテキサス州ダラスの首都圏にあるサロン「JT Hair Lab by Jenny Tran」の経営者です。 ヘアスタイリストとして7年以上の経験をもち、カラーリング、カット、そしてヘアエクステンションを専門としています。同サロンはプレミアムヘアプロダクトR+CoとMilbonの正規特約店でもあり、高品質なヘアケア製品を使用しています。 この記事は1,232回アクセスされました。
カテゴリ: 髪とネイル
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