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「飛石」の版間の差分

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'''飛石'''(とびいし、「飛び石」とも、{{lang-en-short|Stepping stones, stepstones}})は、人が歩くための通路として、飛び飛びに配置された石である。[[日本庭園]]では足場としてしばしば設置されるほか、川や[[池]]、庭の[[水盤 (建築)|水面]]を渡る簡易な[[橋]]としても使用される<ref>{{Cite web|url=http://www.sctrails.net/trails/LIBRARY/TrailTerms.htm|title=Glossary of Trail and Greenway Terms|date=2008|accessdate=5 January 2014|website=|publisher=South Carolina State Trails Program|author=|first=}}</ref>。今日では、登山者やハイカーなどが渓流や激流を渡るための応急処置として使用される場合ことも多い。
{{Infobox Bridge type|||type_name=飛び石|image=StepStones4956.jpg|image_title=小川を渡る素朴な踏み石の橋|sibling_names=天然石の踏切|descendent_names=[[クラッパーブリッジ]]、[[八つ橋|ジグザグブリッジ]]、[[ログブリッジ]]|ancestor_names=これらはいずれも、基本的なタイプの一つでしかありません。ので、[[洗い越し]]を参照してください。|carries=[[歩行者]]|span_range=スパンの決まりがあるわけではありませんが、石は水の流れや快適なステップまたは飛躍を可能にするために、間隔を空けなければなりません|material=選択された石|movable=なし|design=簡素素朴な職人による 芸術デザインの適用|falsework=なし}}


また、何かが飛び飛びに配置されていることを比喩的に表現する言葉としても使用される(例:[[飛石連休]])。
'''飛石、飛び石('''とびいし、踏み石またはステップストーン、{{enlink|Stepping stones}})は、川などの自然の水路を[[歩行者]]が横断するための単純な[[橋]]または[[土手道]]を形成するようにならべられた石です。また庭の[[水盤 (建築)|水面]]に設けられた石段で、石間に水が流れることが許されている。 <ref>{{Cite web|url=http://www.sctrails.net/trails/LIBRARY/TrailTerms.htm|title=Glossary of Trail and Greenway Terms|date=2008|accessdate=5 January 2014|website=|publisher=South Carolina State Trails Program|author=|first=}}</ref>  他の橋とは異なり、一のかんかくありませんではん。 ログブリッジと同様飛び石は、人類にとっげんしてはし期のタイプのブリッジであったようです。 {{要出典|date=January 2016}} これらいしをならつくられまが、かんべものであるので、んなべて[[ハイカー|ー]]によって建てられます。川ことがありますきこうずいによしばしばながさることがあります。の力によって乱されるかもしれません。
[[ファイル:SteppingStoneBoltonAbbey.jpg||サムネル| ボルトン修道院の飛び石]]


[[ファイル:SteppingStoneBoltonAbbey.jpg|thumb|200px|イギリス・ボルトン修道院の飛び石]]


== 歴史的な石 ==
== 世界各国の飛石 ==
=== 日本 ===
[[スコットランド]][[ノース・エアシャー]] エグリントンウッズドルッケン・ステップは[[詩人]] [[ロバート・バーンズ]]仲間のリチャード・ブラウンお気に入りの隠家であり2人は1781年から1782年まで[[アーバイン (スコットランド)|アーバイン]]に住んでいた<ref>Love, Dane (2003), ''Ayrshire : Discovering a County''. Ayr : Fort Publishing. {{ISBN2|0-9544461-1-9}}</ref>
日本庭園において、飛石はポピュラーな設置物のひとつである。古くは「伝い石」や「教(のり)の石」などとも呼ばれ、足元への泥の付着を避けたり、庭の芝生や植え込みを踏まないようにしたりする目的で設置された。主に[[縁側]]の沓脱石から[[離れ]]や[[茶室]]までの間に置かれた<ref name="morikawa">[http://www.morikawazoen.com/tobiisi.htm 飛び石] 森川造園、2022年2月25日閲覧</ref>。


直線的に配置するだけでなく、いくつかの石を少しずらして並べることで、庭を自然に美しく見せることができる<ref name="morikawa" />。石は主に自然石の平石が使用される<ref>[http://www.katsura-zouen.com/dictionary/p0007.htm 飛石(とびいし)] 桂造園、2022年2月25日閲覧</ref>。
"Drukken"ステップという名前は、彼らがレッドバーンを横切っている間に石から石へと歩んだときの人の歩みに由来します。 2009年よりいままでよりもはるかに広くて7つ以上の石がもともとのレッドバーンに設置されました。 <ref>King.</ref>  


=== スコットランド ===
バーンズ自身は「Drukken」ではなく「Drucken」というスコットランドの綴りを使用していまし<ref>[http://www.robertburns.org/works/84.shtml Scotch Drink]</ref>  Drukken Stepsの遺構は現在Eglinton Country Parkにあります
[[スコットランド]][[ノース・エアシャー]]の{{仮リンク|エグリントンウッズ|en|Eglinton_Castle#The_Pleasure_gardens}}にあるドルッケン・ステップ(Drukken Steps)呼ばる飛石は、1781年から1782年まで[[アーバイン (スコットランド)|アーバイン]]に住んでいた[[詩人]]の[[ロバート・バーンズ]]と仲間のリチャード・ブラウンがよく訪れた場所であった<ref>Love, Dane (2003), ''Ayrshire : Discovering a County''. Ayr : Fort Publishing. {{ISBN2|0-9544461-1-9}}</ref>

"Drukken"は、{{仮リンク|レッドバーン|en|Red Burn}}を渡る際に、人が石から石へとステップを踏むように歩いたことに由来する。本来の石は、現在のものよりもずっと幅広で、7つかそれ以上が設置されていた<ref>King.</ref>。

バーンズ自身は「Drukken」ではなく「Drucken」という[[スコットランド語]]の綴りを使用していた<ref>[http://www.robertburns.org/works/84.shtml Scotch Drink]</ref>Drukken Stepsの遺構は現在エグリントン・カントリー・パーク(Eglinton Country Park)にあ


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ファイル:Stucco stone from footbridge.JPG|[[スコットランド]]の石、ドルッケン・ステップ{{enlink|Drukken Steps}}の漆喰石
ファイル:Stucco stone from footbridge.JPG|ドルッケン・ステップ{{enlink|Drukken Steps}}の漆喰石
ファイル:Stepping Stones - geograph.org.uk - 5528.jpg|イギリス[[湖水地方]] [[w:River Rothay]]の飛石
ファイル:Stepping Stones - geograph.org.uk - 5528.jpg|[[イギリス]]・[[湖水地方]][[w:River Rothay]]の飛石
ファイル:Stepping stones.jpg|イギリス[[サリー州]][[ボックスヒル]]のふもとにある[[モール川]]を横切る飛石
ファイル:Stepping stones.jpg|イギリス[[サリー州]][[ボックスヒル]]のふもとにある[[モール川]]を横切る飛石
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[日本庭園]]

* クラッパーブリッジ [[:en:Clapper bridge]]
* クラッパーブリッジ [[:en:Clapper bridge]]
* [[人道橋]](歩道橋)
* [[人道橋]](歩道橋)
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==

* [https://www.youtube.com/edit?video_id=ds1G1fBqGtU&video_referrer=watch エア川の飛石]
* [https://www.youtube.com/edit?video_id=ds1G1fBqGtU&video_referrer=watch エア川の飛石]
* [https://www.youtube.com/edit?video_referrer=watch&video_id=znWANk0ZD1A アニックウォーター飛び石]
* [https://www.youtube.com/edit?video_referrer=watch&video_id=znWANk0ZD1A アニックウォーター飛び石]

{{庭と庭園、園芸とガーデニング}}


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2022年2月25日 (金) 02:20時点における最新版

飛石(とびいし)

  • 飛び飛びに配置された石を指す言葉。本項参照。
    • 日本庭園を渡り歩く足場とするために、飛び飛びに配置された石。
    • 川(主に小川)を渡る足場とするために、飛び飛びに配置された石。
    • 比喩的に、飛び飛びに配置されていることを指す言葉。
      • 飛石連休 - 平日をはさんで休日が1日飛んで配置されていることを指す言葉。
  • 車両(主に自動車)走行中にタイヤが地面の石を弾くように飛ばすこと、それによって飛ばされた石を指す言葉。
  • 水切りの別称の一つ。
  • 日本人の一つ。
  • 直方隕石の古称。

飛石(とびいし、「飛び石」とも、: Stepping stones, stepstones)は、人が歩くための通路として、飛び飛びに配置された石である。日本庭園では足場としてしばしば設置されるほか、川や、庭の水面を渡る簡易なとしても使用される[1]。今日では、登山者やハイカーなどが渓流や激流を渡るための応急処置として使用される場合ことも多い。

また、何かが飛び飛びに配置されていることを比喩的に表現する言葉としても使用される(例:飛石連休)。

イギリス・ボルトン修道院の飛び石

世界各国の飛石[編集]

日本[編集]

日本庭園において、飛石はポピュラーな設置物のひとつである。古くは「伝い石」や「教(のり)の石」などとも呼ばれ、足元への泥の付着を避けたり、庭の芝生や植え込みを踏まないようにしたりする目的で設置された。主に縁側の沓脱石から離れ茶室までの間に置かれた[2]

直線的に配置するだけでなく、いくつかの石を少しずらして並べることで、庭を自然に美しく見せることができる[2]。石は主に自然石の平石が使用される[3]

スコットランド[編集]

スコットランドノース・エアシャーエグリントン・ウッズ英語版にあるドルッケン・ステップ(Drukken Steps)と呼ばれる飛石は、1781年から1782年までアーバインに住んでいた詩人ロバート・バーンズと仲間のリチャード・ブラウンがよく訪れた場所であった[4]

"Drukken"は、レッドバーン英語版を渡る際に、人が石から石へとステップを踏むように歩いたことに由来する。本来の石は、現在のものよりもずっと幅広で、7つかそれ以上が設置されていた[5]

バーンズ自身は「Drukken」ではなく「Drucken」というスコットランド語の綴りを使用していた[6]。Drukken Stepsの遺構は現在エグリントン・カントリー・パーク(Eglinton Country Park)にある。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ Glossary of Trail and Greenway Terms”. South Carolina State Trails Program (2008年). 2014年1月5日閲覧。
  2. ^ a b 飛び石 森川造園、2022年2月25日閲覧
  3. ^ 飛石(とびいし) 桂造園、2022年2月25日閲覧
  4. ^ Love, Dane (2003), Ayrshire : Discovering a County. Ayr : Fort Publishing. ISBN 0-9544461-1-9
  5. ^ King.
  6. ^ Scotch Drink

外部リンク[編集]